東京事務所長日記 令和6.11.6(伊勢弁講座「食べりい」)

登録日:2024年11月6日

~東京事務所長です~

 

 

 

伊勢弁講座「食べりい」の巻やに。

 

「食べりい」は「食べてください」とか「食べなさい」という意味です。

 

今回の伊勢弁「食べりい」は、ひょっとすると世紀の大発見かもしれません。

 

朝の連続テレビ小説「おむすび」で、神戸で育った主人公の結が、震災のため、父の実家である福岡県糸島市に避難したときのことです。

被災して、食べ物もままならなかったであろう孫娘に、おばあちゃんがおむすびを「食べりい」と差し出したのです。

その時、結は「食べりいって何」って言ったのです。

 

それを見た私は、えっ!

なんで関西弁を話すであろう結が「食べりい」がわからんの???

不思議に思い調べてみると、ネットでは博多弁としか出てこないのです。

 

何?関西では使わんの?私は普通に使いますが・・・

ということで、緊急大調査を行った結果、なんと三重県でも四日市市では使わない、そして伊勢市でも使わないということがわかりました。

なんとなんと津市周辺の一部でしか使わないようなのです。

「しぶしぶ」と同じように津地域限定伊勢弁だったのです。

 

そして、事務所がお隣の福岡県久留米市でも使わないそうで、福岡でも博多弁を話す地域でしか使わないというではありませんか。

 

博多弁と津市周辺でしか使われていない「食べりい」

これは世紀の大発見ではないでしょうか。

 

このごく限られた、しかも離れた地域でしか使わない「食べりい」

このご縁、不思議です。

 

言語学者の方は津地域でも「食べりい」と使っていることをご存知でしょうか。

 

ちなみに福岡県糸島市には、伊勢神宮の内宮・外宮の両宮の御分霊を祀っている「櫻井大神宮」と桜井二見ヶ浦の夫婦岩まであるのです。

 

 

 

   

 

 

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