~東京事務所長です~
この日記では鉄道のお話をさせていただく機会も多いのですが、昨日の「上野駅13番線」に引き続き、今回は津市を走るローカル鉄道「JR名松線」のお話です。
「JR名松線」は、松阪市の松阪駅と津市の伊勢奥津駅を結ぶ路線距離43.5kmのローカル線です。
もともと奈良県の桜井市と松阪市 を結ぶ計画であったため、頭文字をとって「桜松線 (おうしょうせん)」と呼ばれていましたが、その後、三重県の名張市と 松阪市を結ぶ路線に変更され「名松線(めいしょうせん)」と名付けられました。
ところが、競合する私鉄の路線拡大で、津市の伊勢奥津から名張までは計画倒れとなり、現在に至っています。
2009年には、台風18号により甚大な被害を受け不通となり、バスの代行運転がおこなわれていましたが、津市と三重県、JR東海の度重なる協議を経て、復旧工事が行なわれ、6年半ぶりに奇跡の復活が成し遂げられました。
このような歴史を持つ「名松線」ですが、車窓には日本の原風景ともいえる、豊かな自然が広がり、見る人の心を癒してくれるのです。
「名松線」へのご乗車には、松阪駅からの全線ご乗車のほかに、「パーク&ライド」として、津市の一志庁舎または白山庁舎へお車を駐車してご乗車いただくことも可能です。
もちろん駐車料金は無料で、それぞれ一志駅、関ノ宮駅からご乗車になれます。
パーク&ライドのご案内
www.info.city.tsu.mie.jp/www/contents/1579155700257/index.html
津市にお越しいただき、ローカル鉄道「名松線」の旅を楽しんでみませんか。
写真提供:三重フォトギャラリー