登録日:2021年5月7日
~東京事務所長です~
以前、自己紹介で中野区出身と言いましたが、生まれてしばらくの間、母の実家がある東京都町田市にいました。そして学生時代もその祖父母の家で下宿していましたので、町田市が第二の故郷とも言えます。
町田市と津市にはある共通点があります。
三浦しをんさんの小説の舞台になっていて、両方とも映画化されているということです。
町田市が舞台になっているのは「まほろ駅前多田便利軒」。
架空の町、まほろ市が舞台ですが、東京の南西部に神奈川へ突きだすような形で存在するとか、「神奈川県まほろ市」で手紙が送られてくるとか、東京都なのに横浜中央交通(神奈川中央交通のことですね)が市内のバス路線を一社独占しているとか、どう考えても町田です。
三浦さんは町田に住んでいらっしゃったことがあるそうで、彼女がバイトをされていたという町田駅にほど近い古書店は私も学生時代よく行っていました。
そして、津市が舞台になっているのは「神去なあなあ日常」(映画名は「WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~」)。
架空の村、神去村が舞台ですが、三重県中西部、奈良との県境近くにあるとか、名古屋で新幹線を降り、近鉄で松阪まで行き、そこから聞いたこともないローカル線(JR名松線です)に揺られて山の奥に入っていくとか、全てが津市美杉町を指しています。
三浦さんのお父様の日本文学者・三浦佑之さんが津市美杉町のご出身で、舞台に選んでいただいたようです。
どちらの作品も読みやすく、とても面白い作品です。そして、まほろ市も神去村もとても魅力的な町に描いていただいています。
映画は、どちらもそれぞれの市でロケが行われていますので、ぜひ一度ご覧いただきたいと思います。
なお、町田市とは姉妹都市ではありませんが、これもご縁ですので、いつか何らかの形でご一緒できればうれしいな、と個人的に勝手に思っています。町田市さん、よろしくお願いします。