登録日:2021年5月25日
~東京事務所長です~
津市には、旧街道の伊勢街道、伊勢別街道、伊賀街道、初瀬(はせ)街道、伊勢本街道が通っていて、街道沿いには当時の面影を残しているところも多々あります。
津市白山町と一志町を通る初瀬街道は、京・大和方面と伊勢を結ぶ街道で、現在の奈良県桜井市から三重県名張市を抜け、松阪市まで続き、古くは壬申の乱の時、大海人皇子が通った道であり、また、斎王が伊勢へ赴いた道でもあります。
初瀬街道沿いは、今でも自然豊かな景色を眺めながら歩くことができる気持ちのいいルートですが、先日、職場のOBが写真をアップしていたので、了解を得て紹介します。
一志町にある高岡山からの景観です。奈良から山を抜けて伊勢国に入り、雲出川を越えていよいよ伊勢平野に入るところに位置しています。そこから奈良方面を振り返った写真で、雲出川の向こうには遠く矢頭山(写真奥の山頂のとんがった山)も見えています。
昔の旅人も見たであろう風景。
はるばる歩いてきた道のりを振り返った旅人は、一体何を思ったのでしょうか。