登録日:2021年7月2日
~東京事務所長です~
「アサギマダラ」という蝶をご存知ですか?
アサギマダラは、体長5~6センチメートル、羽を広げると10センチメートルになる大型の蝶で、薄いあさぎ色をしたまだら模様の羽を持っているとてもきれいな蝶です。
季節によって長距離移動をする、日本で唯一の渡り蝶として知られ、東北地方、九州、沖縄などを拠点に、春は南から北へ、秋は北から南へと移動します。
津市の美杉地域でも、毎年10月中旬から11月上旬になると、アサギマダラが飛来し、その優雅な飛翔を見ることができます。
アサギマダラはフジバカマの花を好むため、フジバカマの花畑でよく見られますよ。
美杉地域での鑑賞スポットは津市ホームページの「海を渡る蝶「アサギマダラ」観賞地情報」に掲載していますので、そちらもぜひご覧ください。
ところで、このアサギマダラ、自らが毒化することで敵から身を守っていることでも知られています。
毒を持った色鮮やかな美しい蝶、と聞いて、ピンと来たアニメファン、漫画ファンもいらっしゃるのではないでしょうか。
そう、昨年、コロナ禍の中でも社会現象を起こした「鬼滅の刃」に登場する胡蝶しのぶがまとっている羽織や蝶屋敷の蝶は、アサギマダラではないかとも言われています。
その「鬼滅の刃」の舞台が、8月に東京と大阪で上演されます。
そこで、胡蝶しのぶを演じるのが、津市出身の歌手で俳優の門山葉子さん。
門山さんは、ミュージカル「アニー」で子役デビューをされ、数々の舞台やディズニー映画「ライオン・キング」の吹替でヒロイン・ナラ役をされるなど俳優として活躍されていると同時に、シングルを立て続けに出されるなど、歌手としても活躍されています。
津市出身の門山さんが、津市の新たな観光資源・アサギマダラをまとった胡蝶しのぶを演じるなんて、何か縁を感じますね。
門山さんの応援も、ぜひよろしくお願いします。