登録日:2021年7月26日
~東京事務所長です~
東京オリンピックが開幕しました。
スポーツ観戦はあまり興味がないと言っているわりに、またオリンピック関連話題です。
2019年のNHK大河ドラマ「いだてんー東京オリムピック噺」は視聴率こそ最低記録となりましたが、私は楽しく見ていました。
ドラマの中で、日本人が初めて参加したストックホルムオリンピックの入場行進で、”JAPAN”ではなく、”NIPPON"という表示にしたプラカードを持って入場した、たった二人の選手に、外国の観客たちが「ニッポン、ニッポン」と声援を送る姿に感動しました。
そして、1964年の東京オリンピック。幻となった1940年の五輪開催、敗戦を経て、焼け跡から見事に復興した日本を世界中に見てもらえることができました。
雲一つない秋晴れの空に五輪を描いたブルーインパルス、競技を終えた選手たちが国別ではなく、ぐちゃぐちゃにみんな一緒に入場した閉会式。
これらの感動的な場面を、当時生まれていなかった私たちに伝えてくれるのが、ドラマやニュース映像、そして、市川崑監督が総監督を務めた記録映画「東京オリンピック」です。
その市川崑監督が三重県出身ということを、つい最近知りました。宇治山田市(現・伊勢市)の出身だそうです。
「犬神家の一族」、「獄門島」など、何度も見ていたのに、ちょっと反省です。
実は三重県は多くの名監督をはじめとする映画人ゆかりの地でもあるのですが、また別の機会にご紹介したいと思います。
今回の東京オリンピックの記録映画の監督は私と同年代の河瀬直美監督。
河瀬監督がどのような作品にされるのか今からとても楽しみです。
そして、選手の皆さんには、万全の体調で、悔いのない競技をしていただけるよう願っています。