登録日:2021年8月18日
~東京事務所長です~
東京に赴任が決まったとき、いろいろと楽しみにしていたことがありました。
その一つが、「江戸の風情を感じる」でした。
赴任前もなんのかんのと年に3、4回は東京に遊びに来ていましたが、わざわざ休みを取らなくても気軽に風情を楽しめると思っていたのですが、コロナ禍で計画はあえなく潰えました。
隅田川の花火も中止ですし、浅草や人形町散策もできず、近くですらなかなか行けない日々。却って休みを取ってきていた時の方があちこち行けていたくらいです。
そんな中での息抜きは、休日に、電車も空いていて、店も大きいため密を避けられる神保町の大型書店に行くこと。
その書店前に、先日、小さな江戸風情を見つけました。
東京の商業施設の出入り口などには、夏に涼をとれるミスト発生器が取り付けられていたりするのですが、書店前の発生器は、昔の屋台のようなものにグリーンを乗せて発生させているもの。
駅から歩いて汗をかいた身にはとてもありがたいうえ、どこかから風鈴売りの音が聞こえてきそうです。
思わぬところでの江戸風情。気持ちも軽くなり、いい気分で書店に入ることができました。
やっぱり、江戸は粋だね、いなせだね。