登録日:2021年9月17日
~東京事務所長です~
通勤途中に公立小学校があります。
校庭の花壇には四季折々の花が咲いたりして、道行く人を楽しませてくれていますが、夏の恒例と言えば、道に面したプールから聞こえる子どもたちの歓声と水音でした。
夏休み期間中もプール開放の日があったようで、時折楽しそうな声が聞こえていました。
ところが、先日の土曜日に何か工事をしていると思っていたら、週明けにはプールがなくなっていました。
数年前から、全国の小中学校のプールが老朽化し、コストや事故防止などの面からも、徐々に民間スイミングスクールと契約して、スクールのプールを使って水泳の授業を行っていると聞いていましたが、つい先日まで子どもたちが楽しんでいたプールが1日、2日でなくなってしまうのを見て、少し悲しくなりました。
私は、小学5年生までドクターストップがかかっていて、プールサイドで授業を受けるクラスメートたちを眺めていたことが多かったのですが、消毒薬のにおいと、時折かかる水しぶき、クラスメートの歓声は、夏の思い出として心に残っています。
学校のプールで泳いだことが、いつまでも子どもたちの心に楽しい思い出として残っていってほしいです。
なお、津市では、昭和30年に全国の小中学校にプールができたきっかけとなった痛ましい事故があったのですが、またの機会にご紹介したいと思います。