登録日:2022年3月10日
~東京事務所長です~
3月10日は、昭和20年、東京下町を襲った東京大空襲が行われた日です。
3月9日の夜から10日にかけて行われた爆撃で、1夜で10万人の方が亡くなり、罹災された方は100万人を超えました。
私は臆病者ですので、小学生の時に学校で見た戦争の映画などは直視できず震えながら膝を抱えていましたが、それではいけないと思い、戦争に関する本を図書館で読みました。
中でも印象に残っているのが東京大空襲の話です。
ちょうど、小学校の卒業式があるために6年生が疎開先から戻ってきていて、空襲に遭って大勢が亡くなってしまうという話でした。
その描写は、淡々としているのですが、昨日まですぐ横にいた友だちが死んでしまうということを子どもでも実感できるもので、戦争の恐ろしさ、悲しさを知ることができました。
私の母は、昭和19年の生まれで、終戦時まだ1歳でしたが、空襲警報の暗く低い恐ろしい響きはなんとなく覚えていると言っていました。
先日、ウクライナのニュースで空襲警報が鳴っている音と、上空を飛ぶ戦闘機が見えた直後の爆撃音を聞きました。
親から聞いた話、本で読んだ戦争の体験談、映画。
昔の話だったはずが、今、現在起こっています。
戦争は何もいいものは生み出せません。
世界中の人たちの平和への思いを結集させて、早く終わらせなくては。
人類最後の被爆地・長崎の被爆クスノキ