登録日:2022年5月26日
~東京事務所長です~
先日から、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ひまわり」(1996年上半期放送)が再放送されています。
主演の松嶋菜々子さんは好きな女優さんなので、早速録画しました。(当時観ていなかったので)
まだドラマの初盤で、設定はバブル崩壊が間もなく表面化する平成3年(1991年)。
観てすぐに納得したのが、その時代の雰囲気(特に女性)です。
ヒロインは仕事にも一生懸命で、新入社員研修で「一流を目指したい」と真面目に答え、プライベートでは恋人に自分からプロポーズしていました。
37歳で「春日局」と陰であだ名されている上司は、営業成績が良く、花形の開発部次長のポストを打診されています。なお、服はスーツとパジャマしか持っていないそうです。
ヒロインの同僚は上昇志向が強く、開発部への異動を希望していて、そのために英会話スクールやセミナーに通っています。
当時、私はまだ学生でしたが、まわりの人たちは大学も含め、まさしくそんな活気があって、大変なこともあるけど未来は輝いていると思える時代でした。
ずっと、「当時自分が若かったからそう思うのかな」と思っていましたが、たまたま見たNHKスペシャルのバブル特集で(受信料のもとは取っています)、どうやら日本全体が前だけを向いて、元気だったことがわかりました。
「チャンスがあったら、がむしゃらに上を目指す」。
今はあまり「よし」とはされず、そこまでする必要はないのではと思ってしまいますが、もしかしたらそれこそが、今の私たちが失くしてしまったものなのかもしれません。
どちらがいいのかはわかりませんが、また当時と違った姿で元気な日本になるといいですね。
「最上のものは過去にあるのではなく将来にあります」
2014年上半期の朝ドラ「花子とアン」のブラックバーン校長の言葉を思い出しました。そうなるように努力したいです。