登録日:2022年7月29日
~東京事務所長です~
津市芸濃町に旧明村役場庁舎があります。
何度かこの日記にも出てきている文化財ですが、レトロ建築好きの私のお気に入りですので紹介させてただきます。
旧明村役場庁舎は、大正5年(1916年)に当時の明村役場として建設された洋館です。
1階には役場事務室や来賓室、2階の大広間は議場でした。
建物の隅に設けられた玄関ポーチの上部の2階部分にはバルコニーがあり、洋風建築の特徴を際立たせています。
そして、バルコニー上部にある紋章デザインは丸枠に「日」と「月」の字を合わせた「明」の文字になっています、
建物はのちに芸濃町明支所、芸濃町郷土資料館として利用されてきましたが、老朽化に伴い、取り壊しの話も出ていましたが、地元の方々などの努力で国の登録有形文化財となりました。
保存・公開するとともに、地域コミュニティ活動の場として活用するため、平成29年度から30年度にかけて修復や耐震補強をし、建物を耐震性のある新しい基礎の上に移動させる「曳家」を行い、現在に至っています。
私は、曳家を行う以前、広報の担当をしていた時に取材に入らせてもらいました。
1階の役場事務室は、どちらかと言えば明治・大正期のドラマに出てくる銀行のようだった覚えがあります。
そして、2階の議場の天井の白い漆喰の模様はとても美しく、テレビカメラをひたすら回して撮影していました。
詳しい説明は津市ホームページ「国登録有形文化財 旧明村役場庁舎」のページをご覧ください。
その旧明村役場庁舎が取り上げられるテレビ番組が本日放送されるという情報が入りました。
テレビ東京系の「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」で、旧明村役場庁舎にある開かずの金庫が開けられるそうです。
そういえば、大きな重そうな金庫がありました。あれは開かずだったのですね。もしかしたら、それを見て「銀行みたい」と思ったのかもしれません。
何が入っているのか楽しみです。
放送は、本日29日(金曜日)午後9時から、テレビ東京系です。
ぜひ、ご覧ください。
ステキな洋館です。バルコニー上の「明」の紋章わかりますか?