登録日:2022年8月5日
~東京事務所長です~
ちょうど昨年のこの時期、この日記で、「妖怪・川男と谷川士清」を紹介させていただきました。
津市の国学者・谷川士清(たにがわことすが)が日本で最初の50音順の国語辞典「和訓栞(わくんのしおり)」で紹介したのが、妖怪・川男です。
川のほとりで、とても背の高い色黒の男2人が話し込んでいるというもの。
先日NHKのEテレで再放送していた「水木しげるの妖怪絵本・諸国漫遊編」で、その川男が取り上げられていました。
ナレーションで、「江戸時代の書物(和訓栞)に載っている」と説明が入り、「あまり知られていないのは大人しいからかもしれない」と言われていました。
水木しげるさんが描く川男は、なんとなく北欧のノームのような雰囲気もある、気の良さそうな2人で、妖怪なのにほっこりします。
川男の原画は、現在、六本木の東京シティービューで開催中の「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展」で展示されています。児啼爺のモデルになった津市の郷土芸能・唐人踊りの写真も展示されていますのでお近くの方はぜひご覧ください。