登録日:2022年8月9日
~東京事務所長です~
先週、大気の状態が不安定で、都心でもいきなり雷雨になりました。
ちょうど外出していて、急いで帰ろうと歩いていると、まださほど雨はひどくなかったのですが、いきなり「バリッ、ドン」という感じで雷が落ちました。
私は幼いころから雷が大嫌いで、鳴り始めると耳をふさいで目をつぶって打ち震えていました。今でも、雷が鳴り始めるとおなかが痛くなります。
そんな私なのに、「次は私」状態な雷に突然出遭い、生きた心地もせず、「くわばら、くわばら」と心の中で唱えながら、やっとの思いで地下鉄の駅に潜り込みました。
ほっと一息ついた時に思い出したのですが、20年ほど前、車に乗っているときに雷が落ちたことを思い出しました。
習い事を終えて松阪から車で帰るとき、ひどい夕立に遭いました。(松阪市は津市の隣です)
雨も激しく、夜だったので、雷があちこちに落ちているのが見えます。それなのに、その雷に向かって帰らなくてはなりません。半べそをかきながら、テープ(当時はカセットテープです)で好きなセリーヌ・ディオンの曲を大音量でかけて車を走らせていました。
そして国道を走っているとき、光に包まれました。何の音もしなかったのですが、ラジオの電波が雷で途切れた時のように、テープが「プチ」といったのだけ聞こえました。
「落ちた?」
その時は、そんな気もしましたが、とにかく早くこの雲の下を抜けるのが先決でした。
後年、JAFが雷が車に落ちる実験をしていて、中に乗っている人が「意外にも音がしませんでした」と言っているのを読んで、「あの時、私の車に落ちたな」と確信しました。
いずれにせよ、いやな季節です。早く雷の鳴らない季節になってほしいです。