登録日:2022年9月5日
~東京事務所長です~
先日、東京シティビューで開催されていた「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展」を再び訪れました。
ちょうど、私の前を関西弁を話す若い女性二人組が鑑賞していたのですが、そのやりとりが楽しかったです。(自然と聞こえてしまいますので)
「こんな昔でもキラキラネームがあったんやな」、「ほんま、キラキラネームの妖怪」。
そんな妖怪いたかな?と思いながら進むとそこには「震々(ぶるぶる)」の絵が。(人にとりついて恐怖心を起こさせる妖怪)
「何かの反応みたいやな」、「『ぴえん』て感じのな」。
一体、どの妖怪かと思ったら「うわん」の絵が。(人通りのない古い家の前を通ると「うわん」と一言叫んで驚かす妖怪)
そして、彼女たちが「やばい、これやばい。みんなこの面かぶっとる」と盛り上がっていたのは、「児啼爺」のモデルになった津市の郷土芸能「唐人踊り」の写真でした。
「10月の津まつりで見れますよ」と言いたかったのですが、奥ゆかしい私は何も言わずに隣の「砂かけ婆」の絵を見ていました。
若い感性って素晴らしいな、とつくづく感心しました。
どこかへやってしまったこの感性を何とか呼び起こしたい今日この頃です。
津市の郷土芸能「唐人踊り」。実は面は少しずつ表情が違います。