登録日:2022年9月15日
~東京事務所長です~
先日、新聞でタイムパフォーマンスが重視されているという記事が載っていました。
例えば、サブスクリプションで楽曲聞き放題が主流となっているため、制作者はイントロを短くし(もしくはなくし)すぐに歌詞に入り飛ばされないようにしている。ドラマを視聴するときには倍速が基本、などです。
20代の人の意見として「ドラマの間や情景描写が嫌、無駄な時間を過ごしたくない」という言葉には悲しくなりました。
「間」や「情景描写」全て含めてそのドラマが完成されているので、それは無駄な時間ではないと思うのですが…。
イーグルスの「ホテルカリフォルニア」のイントロに聞き入ってしまったり、短くても、ゴダイゴの「銀河鉄道999」のイントロで「きたー!!」と感じたり、小田和正の「ラブストーリーは突然に」のシャララという音を聞いただけで鳥肌が立つあの感覚は、残念ながら現代では無駄な時間のようです。
私は、どちらかというとせっかちなほうですが、流行には乗らず、我が道を行くタイプですので、忙しくても、本はゆっくり楽しんで、ドラマや映画の醍醐味をじっくり味わっていきたいと思います。
せっかちと言えば、昔、「せっかちで時間に追われている人は、寿命が短いからその時間を有効に使おうとするんだ」という都市伝説が流れていました。
タイムパフォーマンスを重視する現代。人類滅亡が近いということではないといいのですが。