登録日:2023年7月14日
~東京事務所長です~
「鰯(いわし)街道」という言葉はご存じですか?
「鯖(さば)街道」は有名で、福井県の若狭地方から京都に向けて鯖をはじめとする魚介類を運んだルートがそう呼ばれています。若狭の鯖は大きくて美味しいですね。
実は津市には「鰯街道」というのがあります。
室町時代、早朝に津の港で水揚げされた新鮮な鰯に塩を一振りしてその日の夕方には京都へ届け大変重宝されたそうです。
その津から京都まで運んだルートが「鰯街道」と呼ばれました。
魚編に弱いと書いて、「鰯」。
サビキ釣りなどで釣っても、すぐに弱ってしまいます。
今のように交通が整備されていない時代、恐らく馬に乗せて山を越えて運んだのでしょうが、大変さが想像できてしまいます。
鰯は大衆魚の青魚で、小骨が多いことや、青魚独特の臭みから、苦手な人も多いようです。
でも、鰯は「七度洗えば鯛の味」と呼ばれるほど、手をかけて料理すれば鯛にも負けない味になります。
美味しい鰯を食べてカルシウムをしっかり取り、強い体を作りましょう。