登録日:2024年4月24日
~東京事務所長です~
伊勢弁講座「やんやん」の巻やに。
「やん」には二つの「やん」があります。
ひとつは否定の「やん」です。
標準語の「~ない」と同じ意味で使います。
「もうこれ以上食べれない」が「もうこれ以上食べれやん」となります。
この「やん」は、時には「へん」になったりします。
「もうこれ以上食べれへん」となりますが、同じ意味です。
この「へん」、巷で「伊勢弁かわいい」と言われる要因のようです。
そして、もうひとつは強調や同意を求める「やん」です。
標準語の「~だよ」と強調したり、「~だよね?」と同意を求めたりする時の語尾に「やん」をつけます。
「明日は雨だよ」が「明日は雨やん」になり、「明日は雨だよね?」も「明日は雨やん?」と文脈やイントネーションの違いで、強意になったり、同意を求める意味になったりします。
ここまでご理解いただけましたでしょうか?
ここからが本題「やんやん」です!
否定を強調する場合です。
「もうこれ以上は食べれないよ!」が「もうこれ以上は食べれやんやん!」と、とんでもないことになってしまうのですが、「やんやん」日常的に使います。
「~できやんやん」が使いこなせれば、あなたもネイティブです。
ぜひ、津にきて「やんやん」を使ってみてください。