登録日:2024年5月9日
~東京事務所長です~
先日、東京一の「藤」の名所として有名な「亀戸天神社」に行った際、近くに「くず餅」で有名なお店があるので立ち寄りました。
以前、「桜餅」が関東と津市で違うものだというお話をさせていただきましたが、「くず餅」も違うものでした。
そのお店で食べる関東の「くず餅」は色は白く、見た目も津市で食べる「くず餅」とは異なり、食感も固めでした。
そして、その数日後にも、川崎市の川崎大師の門前にある老舗和菓子屋さんの「くず餅」をいただく機会がありましたが、こちらも乳白色で固めの関東の「くず餅」で、美味しくいただきました。
調べてみると、関東の「くず餅」は、小麦粉から精製したデンプンを乳酸菌で発酵させたもので、、原材料に葛粉は含まれないそうです。
私が昔から食べている、いわゆる関西の「くず餅」は、葛粉と砂糖を加熱しながら練り上げ、型に流して固めたもので、透明か半透明の見た目にも涼しげなお菓子です。
食べ方は、どちらも同じで、きな粉や黒蜜をかけて食べます。
見た目、食感は違いますが、どちらも美味しいです。
和菓子ひとつとってみても、このような違いがあるのですね。
それぞれの食文化を楽しむためにも、津市へのご来訪をお待ちしております。