登録日:2025年2月3日
~東京事務所長です~
自治大学校の仲間との先進地事例の旅、山形編です。
冬の東北を代表する観光といえば、「蔵王の樹氷」ということで行ってきました。
厳冬期の自然がつくり出す「蔵王の樹氷」は3つの条件が揃って初めてできるそうです。
シベリアからの強い季節風が多量の過冷却水滴と雪を運ぶこと。
氷や雪がつきやすい常緑針葉樹アオモリトドマツが自生していること。
樹氷となる木々が埋没しない適度な積雪量であること。
(山形県のホームページから)
これらの自然現象が奇跡的に揃い、唯一無二の絶景を生むのです。
この厳冬の自然美を見るため、ロープウェイを2つ乗り継いで頂上を目指すのですが、乗車までに2時間待ちました。
世間で言われる外国人観光客によるオーバーツーリズム状態にありました。
今年からはロープウェイの乗車の一部を予約制にするなど改善を図っているようですが、それ以上に来ていただいているのでしょう。
しかし、頂上の景色は2時間待ったかいがあると思わせる魅力的なものでした。
前職で色々な所を旅させていただきましたが、国内でもひかえ目に言ってトップクラスの景観でした。
心打たれる景色です。
そんな素敵な景色を観ることができましたが、近年温暖化の影響か、立派な樹氷に育ちにくいのだそうです。
そして、アオモリトドマツの枯れも心配されていることを山形県の同志から聞きました。
いつまでもこの景色が観られることを願うしかありません。
そして山形の夜は酒処の有名な地酒とともに、地元の味であるお漬物やイナゴの佃煮などを堪能したことを付け加えさせていただきます。
この漬物はおばあちゃんたちが、近所の友達とお茶をする時に出すのだそうですが、地酒にもよく合いました。
そんなこともあり、何種類ものお酒をいただきましたが、、他にも星の数ほどあるそうなので、再訪を検討しなければなりません。
今回は宮城、山形でおもてなしを受けました。
地元津に来ていただく時のおもてなしをどうするか、考えるだけでワクワクしてしまいます。
宮城、山形の旅でハードルが上がったことは間違いありません。