登録日:2025年1月30日
~東京事務所長です~
東京事務所では、同じ東京事務所を構える全国の都市のみなさんと知り合うことができます。
同じように、全国の公務員仲間と知り合う機会として、自治大学校というものがあります。
全国各地から派遣された公務員仲間と5カ月近く一つ屋根の下で寝食をともにし、公務員としてのスキルを学びます。
その自治大学校に3年前に派遣された時の同志が全国にいます。
その中でも、政策立案の演習で、観光資源の少ない都市でいかに誘客を図るかというテーマで政策を考えた6人のメンバーと、それぞれの故郷をそのテーマの先進地事例として旅してきました。
今回は、宮城県庁職員と山形県庁職員の仲間がホストとなり案内してくれました。
その宮城編です。
杜の都仙台から、松島、気仙沼、南三陸と案内してもらいました。
仙台では、伊達政宗の像がある仙台城跡、松島では日本三景のひとつである松島を遊覧船で巡りました。
どちらも、観光地としてお客様の受け入れ態勢がしっかりと整っていました。
そして気仙沼と南三陸は、東日本大震災で大きな被害を受けた地域です。
新しく整った街並みが被害の大きさを物語っていました。
南三陸町震災復興祈念公園の震災遺構として残された南三陸町の旧防災対策庁舎は鉄骨だけが残り、その鉄骨も津波の力で曲がってしまっています。
そして、震災伝承施設である南三陸311メモリアルでは、震災の時の様子が生々しく伝えられており、当時の町職員の証言も映像で見ることができ、同じ公務員として感じるものがありました。
そこで、思わぬものを見つけました。
津市出身の写真家浅田政志さんが、南三陸町のみなさんを撮影した写真パネルがたくさん展示されているのです。
映画「浅田家」でも、浅田さんが被災地で活動する様子が描かれていますので、是非ご覧いただければと思います。
充実した宮城の旅でしたが、気仙沼の夜は地元の美味しい海産物を満喫したことも付け加えておきます。