8月27日発表 新型コロナウイルス感染症に関する市長メッセージ(43)・教育長メッセージ 三重県に緊急事態宣言

登録日:2021年8月27日

市長メッセージ

 

 三重県における感染者数は8月11日に初めて100人を超え、17日に200人、19日に300人、21日には400人を超えるなど、爆発的な増加となっています。

 感染状況の急激な悪化や医療体制のひっ迫状況を踏まえ、三重県知事は8月21日、国に対して緊急事態宣言の発令を要請し、国は25日、三重県を緊急事態宣言の対象に追加することを決定しました。期間は8月27日から9月12日までとなります。

 これを受けて三重県は「三重県緊急事態措置」を取りまとめ、県下全域でこれまでよりさらに強い対策を実施することとしました。

 県民には、生活の維持に必要な場合を除き、日中も含めた外出や移動の自粛、特に午後8時以降の外出自粛を要請しました。

 事業者には、酒類やカラオケ設備を提供する飲食店・カラオケ店の休業、大規模商業施設の入場者の人数制限を要請しました。正当な理由なく要請に応じない場合は、命令・罰則もある措置です。

 「三重県が実施する対策」として、県管理施設の閉鎖や利用制限を実施し、市町に対しても適切に対応するよう情報提供を行うとしたことを踏まえ、津市では集会施設や文化施設、スポーツ施設など469の公共施設を休止または一部休止いたします。ご利用いただいている市民の皆さまにはご迷惑をおかけしますが、人流を抑制し、これ以上の感染拡大を食い止めるための措置ですので、ご理解いただきますようお願いいたします。

 コロナ対策として、ワクチン接種の積極的な活用をお願いいたします。

 津市では8月25日から、12歳から29歳までの方の予約受付を開始し、ワクチン接種が可能な全年齢の方にご予約いただけるようになりました。

 早めの接種をご希望の方には、病院やクリニックでの接種をお勧めいたします。ワクチン供給の見通しがつき、増枠凍結を解除しましたので、個別接種で予約枠が増えました。8月25日現在、9月末までの日程で予約できる医療機関が52施設ございます。予約可能な医療機関は112施設、16歳未満の方が接種できる医療機関は54施設あります。これらのリストは津市ホームページに掲載し、日々最新の情報に更新しています。医療機関ごとの予約方法や予約受付時間などもご案内しています。

 集団接種については8月25日、予約枠を1万1,291回分増やしたものの、多くの方にご予約をいただき、26日時点で11月末までに2回接種できる枠がすべて埋まってしまいました。集団接種においても、より多くの方に早く接種を受けていただけるよう、予約枠をさらに増やすための協議に入りました。早急に結論を得られるよう努めます。

 津市における年代別の感染者数について、今年1月から6月までの半年間と直近8月1日から25日までの25日間を比較しますと、40歳代以下の割合が60パーセントから80パーセントへと増加する一方、60歳代以上の割合は26パーセントから9パーセントへと減少していて、ワクチン接種済の方が多い世代の感染者数は減少しています。

 三重県の調査では、8月1日から19日までに発表された感染者2,217人のうち、ワクチン2回接種済の方は約5パーセントの106人で重症者はいませんでした。

 ワクチンを接種しても、絶対に感染しないわけではありません。無症状であったり、軽症のため感染していることに気づかず、感染を広げてしまう場合もありますので、マスクの着用、手洗い・消毒、ソーシャルディスタンスの確保など、感染防止対策を継続していただきますようお願いいたします。

 

 津市長 前葉 泰幸
 

 


 

教育長メッセージ

  

 令和3年8月27日、三重県に「緊急事態宣言」が発令されました。これまでに経験したことのない感染拡大の局面を迎えた中で、本市におきましては、9月1日より新学期が始まります。

 新型コロナウイルス感染症につきましては、夏季休業期間中の活動を通じた感染や家庭内感染など、さまざまな感染経路が確認されていて、外からウイルスを学校内に持ち込まないようにすることが学校における感染拡大を防ぐためには極めて重要であり、新学期を迎えるに当たり警戒度を高めつつ感染症対策を徹底し、子どもたちの安全と命を守ることを最優先としながら、一人一人の居場所を保障してまいります。私はこれまでの長期にわたるコロナ禍での生活の中で、学校が子どもたちにとって大切な居場所になっているということ、社会経済活動全体が停止していない中で毎日の給食を提供することの必要性、そして、一人一台タブレット端末を活用して、子どもたちの学習を保障していくという可能性などを改めて認識いたしました。

 そこで、津市立小・中・義務教育学校においては、9月1日から10日までの間を健康管理徹底期間とし、児童生徒の健康状態の把握を丁寧に行うとともに、子どもたち同士の接触のリスクを低減させるため、午前中授業(給食後下校)として、午後からはタブレット端末などを活用した家庭学習を行うこととします。自宅にインターネット環境がない場合、および放課後児童クラブを利用している児童生徒などについては、午後においても学校で一定の時間までタブレット端末を活用した学習などを行うこととします。午後の学習については、Web会議システムなどを活用し、教員が児童生徒の家庭学習などの状況を確認しながら進めてまいります。

 新型コロナウイルス感染症対策については、「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~『学校の新しい生活様式』~Ver6」に基づき、登校時の検温結果(健康観察カード)の確認および健康状態の把握を校舎または教室に入る前に行ったり、感染症対策を講じても、なお感染リスクの高い学習活動は、宣言が解除されるまで延期したりするなどの対応を行ってまいります。感染リスクの高い環境、いわゆる「3密」と「大声」に注意するとともに、学校において濃厚接触者となる場面を作らないよう全力で取り組んでまいります。

 津市立幼稚園においても、9月1日から10日までの間、昼食後、降園とし、学校と同様の感染拡大防止のための措置を講じます。

 新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するためには、学校と家庭とが連携を密にし、対応することが大変大切であると考えます。各ご家庭におかれましては、お子さまやご家族の方の毎朝の検温および風邪症状の確認を行っていただくとともに、発熱や倦怠感、のどの違和感などの風邪症状があり、普段と体調が少しでも異なる場合には、お子さまを登校・登園させていただかないようお願いします。そして、登校・登園すること自体に不安がある場合には、学校や園に相談していただき、登校・登園しないという選択をしていただいても構いません。お子さまが新型コロナウイルス感染症の検査を受ける場合や濃厚接触者などとなり、保健所などにより自宅待機の指示を受けた場合は、必ず学校・園に連絡し、指定された期日まで自宅待機をしていただきますようお願いします。

 同居の家族などについても、検査を受ける場合や濃厚接触者として保健所などにより自宅待機の指示を受けた場合は、必ず学校・園に連絡し、検査を受ける場合は検査結果が分かるまで、自宅待機の場合はその方の自宅待機の期間が終了するまで、お子さまも自宅待機をしていただきますようお願いします。

 新学期からの対応などにつきましては、さまざまなご意見があるかと思いますが、すべての子どもたちの居場所を確保し、命と健康を守るため、皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 

津市教育委員会教育長 森 昌彦

市長の部屋

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