「広報津」第466号(音声読み上げ)1 今月の表紙、津市長のメッセージ、教訓を力に!津市の雨水対策 等

登録日:2025年10月1日

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表紙から5ページ目まで

今月の表紙

レッツ ユナイト。つなぐ つながる つしがすき

広報津 2025年10月 第466号

津まつりを盛り上げる津市の郷土芸能と安濃津よさこいが、わせんだし「あのつまる」に集結!伝統ある芸能と迫力の演舞で津のまちをにぎやかに彩ります。今年の津まつりは10月10日から12日まで。ぜひ会場へ足を運んで、一緒に盛り上げましょう!詳しくは8ページ目から9ページ目の特集「津まつり」をご覧ください。

その他

撮影の様子を津市行政チャンネル「まるっと津ガイド」のコーナー「ワンシーン」で紹介しています。
ケーブルテレビ123チャンネルまたはユーチューブでご覧ください。

人口と世帯数

2025年8月1日現在

  • 世帯 129,358世帯(前月比プラス151世帯)
  • 人口 266,534人(前月比マイナス18人)
  • 男性 129,730人
  • 女性 136,804人

市政へのご意見・ご要望

地域連携課

郵便番号514-8611 津市西丸之内23-1 電話番号229-3105 ファクス229-3366 Eメールinfo@city.tsu.lg.jp

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津市長のメッセージ

水害に備える津市の浸水対策 成果とさらなる強化へ

津市では、昭和35年度から雨水幹線やポンプ場を整備する「都市下水路事業」を進め、雨水対策を実施してきました。平成30年度までに整備した雨水幹線の総延長は3万4318メートル、総事業費約546億円に及びます。また平成30年度には「津市雨水管理総合計画」を策定し、令和元年度から10年間で総事業費160億円を計上。15の重点対策地区で集中的に浸水対策を推進しています。

昨年の台風第10号では、総降水量501ミリメートル、時間最大降水量73.5ミリメートルの非常に激しい雨を観測しましたが、昭和49年の集中豪雨の浸水被害と比較すると、ポンプ場などの排水処理能力は約5倍に向上し、浸水被害の面積は3583ヘクタールから11.4ヘクタールと大幅に縮減しました。その一方で、局所的ではありますが、道路が冠水した場所もあり、浸水対策をさらに進めることが肝要です。

現在、藤方第二排水区では事業費約57億円をかけ、直径3.4メートル、延長約1.5キロメートルという規模の約1万3700トンの雨水を貯められる、まるで「地下のダム」ともいうべき雨水管の築造を進めています。

今後も国の補助制度を有効に活用するなど着実に財源を確保し、市民の生命・身体・財産を守るため、雨水対策を強化してまいります。

補足

この後に掲載している「教訓を力に!津市の雨水対策」の項をチェック!

その他

動画でも配信中!「津市長に聞く!津市の今」(二次元コードを紙面に掲載しています)

教訓を力に!津市の雨水対策 進む安心、確かな効果

  • 下水道工務課 電話番号239-1033 ファクス239-1037
  • 河川排水推進室 電話番号229-3207 ファクス229-3345

近年、全国的に予測不能な豪雨や大型台風が増加し、津市でも道路冠水などの浸水被害が発生しています。特に低地や河川周辺では、短時間の降雨でも影響が出やすく、早急な対策が求められています。

市では平成30年度に「津市雨水管理総合計画」を策定し、浸水リスクが高い15の区域を重点対策地区に選定。その上で、雨水幹線、雨水ポンプ場の整備などの浸水対策に取り組んでいます。例えば、藤方第二排水区では直径3.4メートル、延長約1.5キロメートルの大規模な雨水管を、半田川田排水区でも直径2メートルから2.8メートルまで、延長約2キロメートルの雨水管の整備が進行中で、完成すれば周辺の浸水リスクが大きく低減されます。また、一志地域では国・県と連携し、事業費17億円で新たな雨水ポンプ場の建設を予定しています。その他の地区でも、地形や流域特性に合わせたポンプ場、雨水幹線、調整池等の整備を進めています。

こうした事業には多額の事業費が必要となります。藤方第二、半田川田、波瀬川第六・第七排水区は、国の大規模雨水施設整備事業に採択されたことにより、個別補助制度を活用し、事業を計画的に推進しています。

これからも、安定した財源を確保しつつ計画的な整備を継続し、浸水リスクの抑制と被害軽減に向けて対策を講じていきます。

シールドマシンとは?

シールドマシンは、モグラのように地中を掘り進む巨大な機械です。先端の刃で土を削りながら、同時にトンネルの内壁を組み立て、安全に雨水管を作ります。

1、浸水被害範囲の推移 昭和・平成・令和

昭和30年代から40年代まで、農地や国道23号沿線の宅地化に伴い雨水流出量の増大が懸念されました。そこで、雨水を河川などに排水する施設(雨水幹線、ポンプ場)を整備する都市下水路事業(のちの公共下水道事業)を実施。令和6年度までに雨水幹線整備総延長3万6759メートル、総事業費約641億円(うち都市下水路事業が約388億円)をかけ、雨水対策をおこなってきました。

昭和49年7月 集中豪雨

  • 発生日 7月24日から25日まで
雨量データ
総降水量

330.5ミリメートル

最大降水量(24時間)

277.5ミリメートル

最大降水量(1時間)

68ミリメートル

浸水被害

合併前の旧津市のみのデータ

床上浸水

4317棟

床下浸水

8213棟

浸水最大面積

3583ヘクタール

浸水解消時間(最大)

約48時間

平成16年9月 台風21号

  • 発生日 9月28日から30日まで

昭和49年時点で21施設だった排水機場施設は、平成16年には50施設まで増設。排水処理能力の向上により被害が大幅に軽減しました。

雨量データ
総降水量

440.5ミリメートル

最大降水量(24時間)

427ミリメートル

最大降水量(1時間)

98ミリメートル

浸水被害

合併前の旧津市のみのデータ

床上浸水

470棟

床下浸水

1653棟

浸水最大面積

1701ヘクタール

浸水解消時間(最大)

約8時間

令和6年8月 台風10号

  • 発生日 8月29日から9月2日まで

昭和49年時点で毎分3,325立方メートルだった排水処理能力は、令和6年には毎分17,734立方メートルへと約5倍に向上。昭和49年の豪雨と比較すると総降水量が約1.5倍であったにもかかわらず被害は大幅に軽減しました。

雨量データ
総降水量

501ミリメートル

  • 昭和49年豪雨との比較 51.6パーセントアップ
最大降水量(24時間)

325.5ミリメートル

  • 昭和49年豪雨との比較 17.3パーセントアップ
最大降水量(1時間)

73.5ミリメートル

  • 昭和49年豪雨との比較 8.1パーセントアップ
浸水被害
床上浸水

0棟

  • 昭和49年豪雨との比較 100パーセントダウン
床下浸水

3棟

  • 昭和49年豪雨との比較 99.9パーセントダウン
浸水最大面積

11.4ヘクタール

  • 昭和49年豪雨との比較 99.7パーセントダウン、浸水被害面積は2,700分の1
浸水解消時間(最大)

約3時間

  • 昭和49年豪雨との比較 93.8パーセントダウン、浸水解消時間は16分の1

補足

浸水解消時間はいずれも道路冠水時間を比較し、昭和49年・平成16年が災害関係記録に基づく推計値、令和6年は浸水センサ検知結果に基づく時間

2、令和の雨水対策 雨水管理総合計画に基づく展開

津市雨水管理総合計画に基づき、15の重点対策地区で浸水対策を集中的に進めています。計画期間中の浸水対策事業費は、国の「防災・安全交付金」と「大規模雨水処理施設整備事業」を活用し、約160億円を計上します。
 

浸水対策事業費の規模

  • 平成21年度から平成30年度まで 約50億
  • 令和元年度から令和10年度まで 約160億

同期間(10年)における事業費が3倍超に

雨水管理総合計画(令和元年度から令和10年度まで)事業スケジュール

1、上浜(事業完了)
  • 令和元年度 設計等
  • 令和6年度 工事等
2、栗真町屋(事業完了)
  • 令和元年度 設計等
  • 令和2年度から令和5年度まで 工事等
3、橋内東部第二(事業完了)
  • 令和元年度 設計等
  • 令和3年度から令和4年度まで 工事等
4、半田川田(整備中)
  • 令和元年度から令和8年度まで 工事等
5、阿漕(着手前)
  • 令和8年度 設計等
  • 令和9年度から令和10年度まで 工事等
6、天神・大新田(整備中)
  • 令和元年度から令和10年度まで 工事等
7、北部第一(事業完了)
  • 令和元年度 工事等
8、野村第二(事業完了)
  • 令和元年度 工事等
9、野村第一(事業完了)
  • 令和元年度 設計等
  • 令和2年度から令和4年度まで 工事等
10、相川上流(着手前)
  • 令和8年度 設計等
  • 令和9年度から令和10年まで 工事等
11、藤方第二(整備中)
  • 令和元年度から令和2年度まで 設計等
  • 令和3年度から令和8年度まで 工事等
12、長浜・伊倉津(事業完了)
  • 令和元年度 設計等
  • 令和2年度 工事等
13、志登茂川上流第二(事業完了)
  • 令和元年度 設計等
  • 令和4年度、令和6年度 工事等
14、安濃川上流左岸第二(事業完了)
  • 令和元年度 設計等
  • 令和2年度から令和3年度まで 工事等
15、波瀬川第六・七(整備中)

令和5年の津市雨水管理総合計画改定により追加

  • 令和6年度から令和7年度まで 設計等
  • 令和8年度から工事等、令和11年度完了

重点対策地区の整備等状況

4、半田川田排水区

事業費 約48億円
管路延長 1,986メートル
雨水ポンプ場
令和元年度着手
令和8年度完了予定

11、藤方第二排水区

事業費 約57億円
管路延長 1,517メートル
令和元年度着手
令和8年度完了予定

15、波瀬川第六・七排水区

事業費 約17億円
第六雨水ポンプ場
令和6年度着手
令和11年度完了予定


 

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