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明治時代から、津市では紡績業が盛んで、当時の工業生産額の80パーセント以上を綿糸・綿織物が占め、県内でトップの生産額を誇り、大正期には当時全国有数の紡績の大工場が立地するなど、市内には数多くの工場ができました。
その後、戦後の厳しい時代を乗り越え、紡績などの繊維産業が隆盛を迎えますが、日本の高度経済成長に伴い産業構造の転換が図られ、繊維産業に代わり、食品、電気機械、輸送機械などの出荷額が増加しました。このように近代工業の発展とともに、津市の産業の礎が築かれてきました。
津市は古くから工業振興に取り組むとともに、特に昭和40年代の高度経済成長期からは市内への企業誘致に力を入れ、当時世界一のドックを持つ造船所を誘致したのをはじめ、新規産業の創出や新たな雇用の場の拡大を図ってきました。
現在では、公的工業団地や工場適地などをはじめ、市内に数多くの企業が立地していますが、年々、誘致によって立地した企業も増えてきています。
誘致企業数
8社
分譲・賃貸面積 約235,500平方メートル
総投資額
約230億円
雇用見込み
300人から350人
企業誘致に伴う津市への投資効果・雇用の促進
津市の産業振興における新たな一歩として、産業拠点である中勢北部サイエンスシティやニューファクトリーひさいの整備があげられます。
中勢北部サイエンスシティは、これまでの工業団地のコンセプトに加え、先端的産業の研究開発から生産、物流の一貫した産業活動を可能とし、かつ職住近接、企業間の交流、身近なスポーツ・レクリエーションなど多様な機能が一体となった中部圏最大規模の複合的産業団地として、潤いある魅力的な都市空間を生み出しています。
また、ニューファクトリーひさいは、大規模工場の立地に最適な区画面積の大きな分譲地を持ち、人に優しい緑と水の豊かな工業団地を目指しています。
このように新たな産業拠点の整備を行い、津市では、産業の振興や新たな雇用の場の創出を通じた地域経済の活性化を目指して、誘致活動の初期段階から市長自らによるトップセールスを展開するなど、新たな手法を取り入れた積極的な企業誘致活動に取り組んでいます。
具体的な取り組み
これらの取り組みは、着実に成果をあげ、昨年一年間だけでも、8社の企業誘致に成功しています。また、誘致企業も世界的な規模で新たな事業を展開する企業や、外資系企業の立地が決定するなど、国内企業にとどまらず、幅広い分野に大きな広がりを見せています。
今後も津市の優位性等の情報発信をはじめ、きめ細かい立地サポートによって、他の都市との差別化を図るなど、戦略的な企業誘致を展開していきます。
問い合わせ 企業誘致室 電話番号244-1761 ファクス244-1762
総面積 | 165.0ha |
計画分譲面積 | 84.1ha |
造成済面積 | 79.9ha |
未分譲面積 | 25.0ha |
未分譲区画数 | 25区画 |
分譲・賃貸率 | 68.7パーセント |
進出企業数 | 49社 |
事業主体:(独)中小企業基盤整備機構、津市、津市土地開発公社
分譲面積 | 46.0ha |
未分譲面積 | 3.6ha |
未分譲区画数 | 1区画 |
分譲・賃貸率 | 92.2パーセント |
進出企業数 | 6社 |
事業主体:三重県、三重県土地開発公社、津市
注:いずれも平成24年10月現在
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