「広報津」平成27年3月1日/第221号(音声読み上げ) 市長コラム・市長活動日記から

登録日:2016年2月25日

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市長コラム・市長活動日記から

待機児童ゼロ都市・津市

津市長 前葉泰幸[まえばやすゆき]

 津市はこれまで「待機児童ゼロ」を維持してきました。転居や保護者の就職などにより年度途中で発生することはあっても4月1日には保育所に入所いただき、出産後の職場復帰が円滑に進むようサポートしています。
 女性の社会進出や核家族化が進むにつれ共働き世帯が増加し、保育所に入所したくても入れない待機児童の問題は年々深刻化しています。各地で待機児童の解消を目指すさまざまな取り組みが急務となっているなか、津市の現状は恵まれているようにお感じになる方も多いことでしょう。
 では、津市の保育所の数は十分に足りているのかというと、決してそういうわけではありません。津市立と私立を合わせて保育所の入所率は103.7パーセント、5,560人の定員を上回る5,763人の児童が入所しています。幼稚園の入園率が53.5パーセントですから、津市においても例外なく保育所のニーズが高まっていることがわかります。
 津市では例年10月1日現在の待機児童数を調査し、その状況をもとに将来的な入所希望者数の増加を見据えて保育所との連携を図ってまいりました。
 ここ3年間で保育所の定員は新設(こどもの杜[もり]ゆたか園・大川乳幼児保育園)や増改築(藤水保育園・高田保育園・津愛児園・三重保育院乳児保育所)などにより222人増えております。
 保育の充実は「未来への投資」という観点から、少子化の時代にありながらも私立保育所が定員増に向けて思い切った経営判断をされ、それを施設整備補助金によって行政が支援することにより、年々増加する保育所入所希望者を受け入れる体制が整えられてきているのです。
 就学前教育・保育の一層の充実を図るため、子ども・子育て支援法が来月施行されます。不足が見込まれる0から2歳の保育所定員の拡充、保護者の働き方に応じた柔軟な預かり保育の実施、保育士の確保と処遇改善など、津市でもさまざまな課題に向き合っていかなければなりません。
 私立と公立の連携をさらに深めつつ、働きながら安心して子育てができる「待機児童ゼロ都市」の継続を図ってまいります。

「TV版市長コラム」では、前葉市長がこのテーマを語ります
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市長活動日記から

■駐日ボリビア多民族国大使館臨時代理大使来訪…1月9日

 日本とボリビアは外交関係樹立から100周年を迎え、市内で開催された記念事業にあわせ、駐日ボリビア多民族国大使館のLuis Eduardo Rios(ルイス・エドゥアルド・リオス)臨時代理大使がおみえになりました。
 津市には338人のボリビア人が暮らしており、この数はブラジル、中国、フィリピン、韓国に次いで5番目に多く、とても身近な国です。日本ボリビア人協会の山田ロサリオ代表理事のサポートによるところが大きく、長年のご尽力に敬意を表します。

■平成27年津市成人式(メッセウイング・みえ)…1月11日

 平成27年の新成人3,028人をお祝いする津市成人式が開催され、1,994人の皆さんが参加しました。
 今年の成人式は「津なぐ。これまでの道。これからの道」をテーマに、新成人45人による実行委員会が企画・運営され、素晴らしい式典となりました。私からは「郷土津市とのつながり、友人とのつながりを深めながら、それぞれの夢に向かって進んでほしい」とエールを送り、実行委員長を務めた粟田遼さんが「20年間の経験を感謝とともに未来につなげる」と決意を述べられました。

■津市地籍調査推進協議会委員委嘱式…1月27日

 地籍調査が行われた地域では、土地の境界など地租改正当時(明治初期)の正確さに欠ける登記情報が明確に改められ、市民の皆さんの土地財産の保護や土地利用の促進が図られます。津市の実施率は2.67パーセントと出遅れているため、「津市地籍調査推進協議会」を設置しました。土地の権利関係の紛争が災害時の復旧対策や再開発に影響を及ぼすことのないよう、沿岸部の津波浸水想定区域を「重点整備区域」として、自治会の皆さんの協力を得ながら10年間で達成率100パーセントを目指します。

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