認知症について

登録日:2024年7月1日

  認知症の人やその家族が住み慣れた地域で安心して暮らせるために、津市ではさまざまな施策に取り組んでいます。

 

津市認知症支援ガイドブックをご活用ください

 「津市認知症支援ガイドブック」は、いつ、どこで、どのような医療や介護サービスなどを受ければよいかを示したものです。

 また、「津市認知症支援ガイドブック(マップ編)」は、認知症支援に関わる施設などを掲載した地図です。

 これらガイドブック等に関する詳しい内容や掲載したサービスの利用については、地域を担当する地域包括支援センター または地域包括ケア推進室にご相談下さい。

 

認知症ってどんな病気?

 認知症とは、さまざまな原因で脳の細胞が壊れる、または働きが悪くなることで記憶や判断力に障害などが起こり、社会生活や対人関係に支障がでている状態をいいます。

  認知症について知りたい方は認知症かんたん便利帳(PDF/1MB)をご覧ください。

 認知症かんたん便利帳には下記の内容がまとめてあります。

 認知症かなと思ったとき

 一般社団法人 認知症予防協会(外部リンク)において、認知症自己診断テストを利用することができます。

 

認知症に伴う症状

 認知症に伴う症状として、「中核症状」と「行動・心理症状」の2つがあります。

 

「中核症状」

 脳の神経細胞が壊れることによって、周囲で起こっている現実を正しく認識できなくなる症状です。

 (例) 直前に起きたことも忘れる記憶障害、筋道を立てた思考ができなくなる判断力の障害、予想外のことに対処できなくなる問題解決能力の障害、計画的にものごとを実行できなくなる実行機能障害、いつ・どこがわからなくなる見当識障害、ボタンをはめられないなどの失行、道具の使い道がわからなくなる失認、ものの名前が分からなくなる失語などがあります。

 

「行動・心理症状」

 「中核症状」により生活上の困難にうまく適応できない場合に、本人の性格、環境、身体状況が加わって起こる症状です。

 (例) (以前出来ていたことが出来なくなって)自信を失う、元気がなくなる、もの盗られ妄想などがあります。

 

認知症は治らない?

 認知症は「早期発見・早期治療」が大切です。治療が遅れると、急激に症状が悪化する場合もあります。ひとりで悩まず、かかりつけの医師や次のような窓口へ気軽に相談してみましょう。

 

 地域包括支援センター

 「もしかしたらこれって認知症かな?」「何やら様子がおかしい」など、気になることがあれば地域包括支援センター までご相談ください。

 それぞれの担当地域において、認知症を始め、さまざまな高齢者に関する相談を受け付けています。 

 

かかりつけ医認知症対応力向上研修修了の医師

 適切な認知症診断の知識、技術や家族からの話や悩みを聞く姿勢を習得するための研修を修了した医師です。                    

 研修修了者名簿は三重県のホームページに掲載されています。以下リンク先をご参照ください。

 三重県医療保健部長寿介護課/かかりつけ医認知症対応力向上研修終了の医師(外部リンク)

 

三重県歯科医師認知症対応力向上研修修了者

 認知症ケアについて理解し、対応力を高めるための研修を修了した歯科医師です。

   研修修了者名簿は三重県のホームページに掲載されています。以下リンク先をご参照ください。

 三重県医療保健部長寿介護課/三重県歯科医師認知症対応力向上研修修了者(外部リンク)

 

三重県薬剤師認知症対応力向上研修修了者

 認知症の人本人とその家族を支えるために必要な基本知識、医療と介護の連携の重要性を理解し、対応力を高めるための研修を終了した薬剤師です。

   研修修了者名簿は三重県のホームページに掲載されています。以下リンク先をご参照ください。

 三重県医療保健部長寿介護課/三重県薬剤師認知症対応力向上研修修了者(外部リンク)

 

認知症関係機関のホームページ

 認知症関係機関のホームページには、認知症の情報が掲載されています。

  

リンク先
三重県医療保健部長寿介護課/認知症について (外部リンク)
三重県基幹型認知症疾患医療センター (外部リンク)
三重県立こころの医療センター/認知症疾患医療センター (外部リンク)

 

認知症・若年性認知症の電話相談窓口

 認知症についての電話相談窓口を設けている機関もあります。

機関名

電話番号 受付日時
三重県認知症コールセンター 059-235-4165 月曜日から土曜日まで(ただし、水曜日、祝日及び年末年始は除く)
10時から18時まで
三重県若年性認知症電話相談(外部リンク) 090-5459-0960

月曜日から金曜日まで(祝日及び年末年始は除く)
10時から17時まで

 

 認知症施策

 津市では、認知症の人やそのご家族が安心して地域で暮らしていけるように、さまざまな施策を行っています。以下は主な事業になりますので、詳しくは、地域包括ケア推進室または高齢福祉課へお問い合わせください。

 

徘徊探索器購入費等補助金交付事業

 認知症による徘徊行動のおそれがある在宅の高齢者に徘徊探知機を利用することにより、認知症徘徊高齢者を早期に発見し、及びその安全を確保するとともに、当該認知症徘徊高齢者を介護している家族等の身体的及び精神的な負担の軽減を図ります。

 詳しくは、高齢福祉サービスのご案内のページをご覧ください。 

認知症予防教室

 認知症に対する不安解消や、認知症を正しく理解するために、予防する脳トレーニングやレクリエーション、音楽などを組み入れて、楽 しみながら認知症の予防を図ります。

 開催日や詳しい内容は、津市社会福祉協議会またはお近くの在宅介護支援センターへお問い合わせください。

 詳しくは、認知症予防教室等のページをご覧ください。

 

認知症サポーター養成講座の開催

 地域や職域団体等を対象に、認知症の正しい知識や、関わり方についての住民講座を行います。

 詳しくは、認知症サポーター のページをご覧ください。 

 

認知症サポーターステップアップ講座の開催

 認知症サポーター養成講座を受講した人が、「チームオレンジ・あしたば」の一員として活動するための学びの場として、認知症サポーターステップアップ講座を実施しています。

  詳しくは、チラシをご確認ください。

 認知症サポーターステップアップ講座(令和6年5月16日開催)(PDF/241KB)

チームオレンジ・あしたば

 令和元年6月に国により取りまとめられた「認知症施策推進大綱」では、ステップアップ講座を受講した認知症サポーターなどが支援チームを作り、認知症の人やその家族への具体的な支援につなげる仕組み「チームオレンジ」を地域ごとに構築することが決められました。

 津市では、ステップアップ講座を修了した有志の皆さんによる「チームオレンジ・あしたば」が令和3年12月に発足し、認知症に対する地域への普及啓発、認知症サポーター養成講座の開催、認知症カフェへの参加、認知症の人への個別支援(話し相手、定期的な見守り等)など、できる範囲の取り組みを通じて、認知症の人やその家族が安心して暮らせる地域づくりを目指し活動しています。

 チームオレンジ・あしたば 活動の手引き(PDF/2MB)

津市認知症初期集中支援チーム

 認知症に関するさまざまな相談や介護ケアについて対応する総合窓口です。保健師、社会福祉士などの専門職が必要に応じて認知症の人の自宅を訪問し、認知症の専門医の助言を受けながら自立生活のサポートを行っています。

 詳しくは、津市認知症初期集中支援チーム のページをご覧ください。

 

徘徊SOSネットワーク津

 事前に登録申請のあった認知症の人などが行方不明になった場合、家族などからの依頼により、その人の身体的特徴や服装などの情報を認知症サポーターなどの協力機関に対してメールで配信し、可能な範囲で捜索協力をお願いするものです。

 詳しくは、高齢福祉課または各総合支所市民福祉課(福祉課)、各地域包括支援センターへお越しください。

 

津市成年後見サポートセンター

 認知症や障がいがあっても住み慣れた地域で安心した生活が送れるように、成年後見制度に関する相談に対応し、成年後見制度を利用するための手続きや申立、後見活動等をお手伝いします。

問い合わせ先・相談先
名称

津市成年後見サポートセンター(津センターパレス3階 津市社会福祉協議会内)

電話番号 

059-246-1165

ホームページ 津市社会福祉協議会ホームページ (外部リンク)

 

  

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このページに関するお問い合わせ先

健康福祉部 地域包括ケア推進室
電話番号:059-229-3294
ファクス:059-229-3334