2月5日発表 新型コロナウイルス感染症に関する市長メッセージ(29)市内のカラオケ喫茶でクラスターが発生

登録日:2021年2月5日

 

 

   

 津市内における1月の新型コロナウイルス感染者数は115名にのぼり、これまでで最も多くなりました。小中学校や保育所などでも相次いで感染者が発生しました。

 直近では、1月31日に高洲保育園の園児1名の感染が判明しました。園児や職員48名が検査対象となりましたが、2月4日までに全員の陰性が確認されました。高洲保育園は、10日から通常保育を再開いたします。

 新たなクラスターも発生しました。津市内のカラオケ喫茶で発生した県内39事例目のクラスターでは、2月1日に利用客1名の感染が確認されて以降、4日までに利用客とスタッフ9名の陽性が発表されました。このうち8名が津市在住の方です。三重県津保健所による接触者調査が進められていますが、感染者の中には、数日にわたりこの店舗を利用された方や、他の施設を利用された方もいて、さらに感染が広がる可能性があります。

 このクラスターの感染者は、9名全員が60歳以上の方です。津市内の感染者のうち60歳以上の方の割合は、12月が16パーセントだったものが、1月に29パーセント、2月には72パーセントと急増しています。高齢者や基礎疾患のある方が新型コロナウイルスに感染すると、重症化しやすいと言われていて、一層の注意が必要です。マスクの着用やこまめな手洗い、人との距離の確保などの基本的な感染防止に加え、店舗や施設などをご利用の際は、消毒や換気などの対策が取られているかをご確認ください。事業者の皆さんは、感染拡大予防ガイドラインに沿った感染防止対策を徹底し、従業員や利用者の方への注意喚起をお願いいたします。

 武内病院で発生したクラスターは、1月19日に最初の感染が確認されて以来、職員や患者の感染が続いていて、2月4日時点で、28名の陽性者が公表されています。早期収束に向けて、さらなるご尽力を求めるものであります。

 また、1月31日と2月1日にとことめの里一志「一志温泉やすらぎの湯」をご利用された1名の方が、新型コロナウイルス感染症の陽性であることが判明しました。三重県津保健所によりますと、施設をご利用された方に、濃厚接触者や接触者に該当される方はいない旨確認がされています。施設は、通常から消毒等により感染症対策を行っていますが、万全を期するため、2月4日、業者による消毒を実施し、5日から通常どおり営業を行っています。

 三重県知事は、独自に発出している緊急警戒宣言について、2月7日までとしていた期間を3月7日まで1カ月間延長することを発表しました。

 新型インフルエンザ等対策特別措置法第24条第9項に基づく協力要請は、直近の感染状況も踏まえ新たに、

  • カラオケなど大声を発する集まりについて、感染防止対策がとれない場合は参加を避けること
  • 仕事の間の休憩や食事など居場所が切り替わる場面での感染防止対策の徹底

 事業者に向けては、

  • 医療機関や社会福祉施設における「持ち込まない」「広げない」ことを意識した対策の実施
  • 業務を行う場所での感染防止対策に加え、食堂や休憩所、喫煙所などでの感染防止対策の徹底と従業員への注意喚起

が追加されました。

 また、桑名市、四日市市、鈴鹿市でお酒を提供する飲食店などを対象とする営業時間短縮の要請を解除し、新たな支援策として、飲食店やその取引先等に事業継続のための支援金を交付することが発表されました。

 津市においても、引き続き事業者への丁寧なサポートを行うとともに、新たな独自支援策を令和3年度予算に盛り込み、地域経済の回復を支援してまいります。

 市民の皆さん、津市内でも、連日感染者が発生していて、まだまだ警戒を緩めることはできません。引き続き、感染防止対策を徹底してお過ごしくださいますよう改めてお願いいたします。

 最後に、医療従事者やそのご家族に対する差別や偏見、誹謗中傷は、決して許されるものではありません。医療従事者の方々は、市民の命と健康を守るため、最前線の現場で感染症に向き合っておられます。事実に基づく冷静なご対応をお願いいたします。

 

津市長 前葉 泰幸

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